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【2026年最新】卒FIT後どうする?買取価格の比較・蓄電池・自家消費の選び方を徹底解説

FITの10年買取が終わる「卒FIT」後にどうすべきかを徹底解説。2026年の卒FIT買取価格の相場(大手7〜9円・新電力10〜12円)、売電を続ける・生活で自家消費する・蓄電池を導入するという3つの選択肢の比較、判断基準、必要な手続き、よくある失敗まで、後悔しないための情報をまとめた保存版です。

「FITの10年が終わるけど、うちはこれからどうすればいいの?」——いわゆる卒FITを迎える家庭が、毎年たくさん生まれています。

結論から言うと、卒FIT後は**「売る」より「自分で使う(自家消費)」が圧倒的に有利**です。理由はシンプルで、売る値段(7〜9円/kWh)より、買う値段(27〜35円/kWh)のほうが3〜4倍も高いからです。この記事では、卒FIT後の選択肢を比較し、あなたに合う出口の決め方を解説します。

💡 この記事の結論(先に要点)
  • 卒FIT後の売電単価は大手電力で7〜9円/kWh(新電力なら10〜12円台も)
  • 一方、電気を買う単価は27〜35円/kWh。売るより使うほうが3〜4倍おトク
  • 選択肢は①売電を続ける ②生活の工夫で自家消費 ③蓄電池で自家消費を最大化の3つ

卒FITとは(10年で買取が終わる)

卒FITとは、住宅用太陽光のFIT(固定価格買取制度)の買取期間10年が終わることです。2009年〜2012年ごろから始まった住宅用太陽光が、順次この時期を迎えています。

勘違いされやすいのですが、卒FITしても発電は続きますし、電気が使えなくなるわけでもありません。変わるのは「余った電気をいくらで買ってもらえるか」だけです。

卒FIT後の売電単価はいくら?【2026年】

FIT期間中は1kWhあたり数十円で売れていた電気が、卒FIT後は大きく下がります。

売電先買取単価の目安
大手電力会社7〜9円/kWh(例:東京電力EPは8.5円)
新電力・他社プラン10〜12円台の地域・プランもある

一方で、電力会社から買う電気は27〜35円/kWh(エリア・プランにより40円前後の例も)。つまり——

⚠️ 売る値段と買う値段の差が「3〜4倍」

同じ1kWhでも、売れば8円前後、買えば30円前後。ということは、1kWhを売らずに自分で使うだけで、差額の20円以上が得になる計算です。これが「卒FIT後は自家消費が有利」といわれる最大の理由です。

卒FIT後の3つの選択肢

卒FIT後の出口は、大きく3つです。

選択肢内容初期費用効果
①売電を続ける買取プランを契約(乗り換えも可)0円小(7〜12円/kWh)
②生活で自家消費を増やす昼に家電を動かすなど運用の工夫ほぼ0円中
③蓄電池を導入昼の余剰をためて夜に使う大(90〜300万円)大

① そのまま売電を続ける(買取先の乗り換え)

何もしなくても、多くは自動的に大手電力の余剰買取プランへ移行します。ただし単価は7〜9円と低いため、新電力に乗り換えれば10〜12円台になる地域もあります。

  • メリット:初期費用ゼロ、手間が少ない
  • デメリット:単価が安く、収入は大きく減る
  • 向く人:設備投資をしたくない、余剰が少ない家庭

② 生活の工夫で自家消費を増やす

お金をかけずに効果を出す方法です。**「電気を使う時間を昼に寄せる」**のがポイント。

  • 洗濯機・食洗機・掃除機を昼間に動かす
  • エコキュートの沸き上げを昼に変更する(対応機種なら設定変更で可)
  • エアコンの予冷・予暖を昼のうちに済ませる
  • メリット:費用ほぼゼロで今日から始められる
  • デメリット:日中不在の家庭では効果が限定的
  • 向く人:在宅時間が長い家庭、まず費用をかけたくない人

③ 蓄電池を導入して自家消費を最大化

昼に余った電気をためて、夜に使う方法です。売れば8円の電気を、30円で買わずに済ませられるため、効果が最も大きくなります。

  • メリット:自家消費率が大きく上がる/停電時の備えにもなる
  • デメリット:初期費用(総額90〜300万円)がかかる
  • 向く人:電気使用量が多い、夜の使用が多い、防災も重視する家庭
📝 蓄電池が効きやすい家庭の目安

一般に、4人以上の世帯で電気・ガス代の合計が月3万円を超えるような家庭は、自家消費率を上げたときの削減効果が大きくなりやすいとされます。補助金を活用できれば、回収期間をさらに短縮できます。

どれを選ぶ?判断の基準

あなたの状況おすすめの出口
余剰が少ない/投資したくない①売電継続(乗り換えで単価UP)
在宅時間が長い/まず無料で試したい②生活の工夫(+余力が出たら③)
電気使用量が多い/夜の使用が多い③蓄電池
防災・停電対策も重視したい③蓄電池
EVを持っている/購入予定V2H(後述)も選択肢

**多くの家庭では「②をすぐ実行しつつ、③を検討する」**のが現実的な進め方です。

蓄電池を選ぶ場合の費用と回収

蓄電池の総額は90〜300万円(工事費込み)、平均は容量10kWh前後で約180万円が目安です。補助金を活用すれば実質負担は下がり、100万円以下に抑えられるケースもあります。

回収は「売らずに自分で使えた電気×約30円」の積み上げで進みます。電気を多く使う家庭ほど回収は早くなります。詳しい相場と選び方は【2026年最新】家庭用蓄電池の価格相場と選び方で解説しています。

EVがあるなら「V2H」も選択肢

電気自動車(EV)を持っている、または購入予定なら、V2H(車の電池を家で使う設備)も卒FIT後の有力な出口です。EVの大容量バッテリーを家庭用として活用できます。

ただし車が外出中は使えないという弱点があるため、日中不在が多い家庭は定置型の蓄電池のほうが確実です。詳しくはV2Hとは?蓄電池とどっちを選ぶをご覧ください。

卒FIT時に必要な手続き

難しい手続きはほとんどありません。

  1. 買取期間の満了通知を確認:期間終了の数か月前に電力会社から案内が届く
  2. 出口を決める:売電継続か、自家消費(蓄電池等)か
  3. 売電を続ける場合:買取プランを契約(他社に乗り換えるなら申し込み)
  4. 何もしない場合:多くは自動的に大手電力の買取プランへ移行(単価は低め)
⚠️ 「放置」は損をしやすい

手続きをしないと、多くの場合単価の低いプランへ自動移行します。乗り換えれば単価が上がる地域もあるので、満了通知が来たら必ず比較しましょう。

卒FITでよくある失敗・注意点

よくある失敗回避策
何もせず放置し、安い単価のままだった満了前に買取プランを比較する
「売電で稼ぐ」前提のまま設備投資した今は自家消費前提で計算する
訪問販売で慌てて蓄電池を契約したその場で決めず、複数社で相見積もり
パワコンの寿命を考慮していなかった10〜15年で交換時期。同時更新も検討

とくに卒FITの時期はパワコンの寿命(10〜15年)と重なりやすいため、「交換だけにするか、蓄電池も含めて更新するか」をセットで考えると無駄がありません(パワコンの寿命と交換費用)。

🔍 蓄電池を検討するなら、まず相場を比較

卒FIT後の出口として蓄電池を考えるなら、まず相場を知ることが先決です。複数社をまとめて比較できる無料の一括見積もりなら、自宅の条件での総額と補助金後の実質負担を効率よく把握でき、訪問販売での高値づかみも防げます。卒FIT向けに蓄電池の無料一括見積もりで比較する(タイナビ蓄電池)

よくある質問(FAQ)

Q. 卒FITしたら太陽光は使えなくなりますか?
A. いいえ。発電も自家消費も今までどおりできます。変わるのは「余った電気の買取単価」だけです。

Q. 卒FIT後の売電単価はいくらですか?
A. 大手電力で7〜9円/kWh(例:東京電力EPは8.5円)が目安です。新電力なら10〜12円台の地域・プランもあります。

Q. 手続きをしないとどうなりますか?
A. 多くは自動的に大手電力の余剰買取プランへ移行しますが、単価は低めです。満了通知が来たら比較することをおすすめします。

Q. 蓄電池は絶対に必要ですか?
A. 必須ではありません。まずは費用ゼロでできる「昼に電気を使う工夫」から始め、効果や電気使用量を見て判断するのが安全です。

Q. 売電を続けるのと蓄電池、どちらが得ですか?
A. 電気使用量が多い家庭ほど蓄電池が有利になりやすいです。売電は8円前後、自家消費は約30円分の価値があるため、使い切れる量が多いほど差が開きます。

Q. 卒FITのタイミングでやるべきことは?
A. ①買取プランの比較、②昼に電気を使う運用への切り替え、③パワコンの状態確認(寿命10〜15年)の3つです。

まとめ

卒FIT後は、売電単価が7〜9円/kWhまで下がる一方、電気を買う単価は27〜35円/kWh。この3〜4倍の差があるため、「売る」より「自分で使う」ほうが明らかに有利です。

出口は①売電継続、②生活の工夫で自家消費、③蓄電池で自家消費の最大化の3つ。まずは費用ゼロでできる②をすぐ始め、電気使用量が多い家庭は③を検討する——これが後悔しない進め方です。放置すると安い単価のままになりやすいので、満了通知が届いたら必ず比較しましょう。

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参考・出典